自民党岸田派、3日にも正式解散 総務相に届け出、67年に幕
岸田文雄首相が会長を務めた自民党岸田派(宏池会)は、週内に政治団体の解散届を総務相宛てに提出する調整に入った。早ければ3日に行う方向だ。政治資金規正法に基づく手続きで、67年の歴史に幕を下ろす。党内6派閥のうち解散届の提出は森山派に続き2例目。関係者が2日、明らかにした。 【表】「ポスト岸田」ふさわしいのは…報道各社が世論調査 総裁選、派閥解消に伴い混戦模様
岸田派は1月、政治資金収支報告書の収入に約3千万円少なく記載した規正法違反(虚偽記入)の罪で元会計責任者が立件された。事件を受け、解散方針を決めていた。派閥の繰越金は党側に寄付する案が出ている。 宏池会は1957年に広島出身の池田勇人元首相が設立し、大平正芳氏や宮沢喜一氏ら5人の首相を輩出した。