スペック徹底分析! 日本代表能力値ランキング1~10位。現メンバー最強の男は?
11月シリーズに臨む日本代表のメンバーが8日に発表された。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、今季のスタッツを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは日本代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。発表時のメンバーが対象)
10位:堂安律(フライブルク/ドイツ) 生年月日:1998年6月16日 市場価値:1800万ユーロ(約25.2億円) 23/24リーグ戦成績:11試合1得点0アシスト 日本代表通算成績:39試合6得点5アシスト FIFAワールドカップカタール2022でベスト16入りの立役者となった堂安律だが、現状日本代表における立場が安泰とは言い難い。同選手が主戦場とする右サイドのポジションには久保建英、伊東純也という強力なライバルがおり、彼らを上回るほどのインパクトは残せていない。10月シリーズは歯の治療を受けた影響で不在となったため、今シリーズではよりアピールが求められるだろう。 堂安の身長は172cmと世界的にはもちろん、日本人選手の中でも小柄だ。しかし、体格のハンデを感じさせないほど「フィジカル」がしっかりとしており、球際で簡単に潰れることはなく、やや強引な形でDFを引き剥がすこともできる。そのパワフルな特徴はシュートのパンチ力にも生かされていて、カタールW杯のスペイン代表戦で決めたゴールはまさにストロングポイントが発揮された瞬間だった。 しかし、ゴールに関わるプレーの質を表す「攻撃」の数値はオフェンスの選手としてはやや低めな「74.8」に落ち着いている。これまでリーグ戦1シーズンにおいて2桁得点に届いたのは2016シーズンのJ3リーグで記録した1回のみ。日本代表でもここ最近はなかなかゴールを脅かせておらず、決定力には課題が残っている。アシストで貢献できるタイプでもないため、久保や伊東に比べると怖さに欠けてしまう。