「プロ野球90年」お笑いコンビ・サンドウィッチマンが語る楽天と歩んだ20年「世に出てイーグルスに呼ばれたかった」
あの2年後に日本一になったのはすごかった。しかも本拠地でジャイアンツに勝つって。日本シリーズ第7戦でマー君(田中将大)が最後を締めたのは感慨深かったです。復興のスピードを速めましたね。家で見て泣いていました。何回見返したか。今でも消せないです。 富澤 早く底力を見せてくれよと思ってたんで。 伊達 そう簡単にはね(笑)。東日本大震災では特に沿岸地域の被害がすごく大きかったんですけど、田舎に行けば行くほど、楽天の帽子をかぶっている子どもがいっぱい。ロケで被災地に行ったときも「何とかイーグルス優勝してくれないかな」と思っていた。たった2年で被災地はまだぐちゃぐちゃでしたから。まだ仮設の商店街とかで見ていたもんな。すごくいい日本一だったと思います。 ▽東北の選手を 伊達 球団創設から20年目。やっと大人になった感じがしますね。 富澤 成人にね。 伊達 ここからでしょうね。僕らがやるのはイーグルスのお客さんを増やすっていうこと。各地にイーグルスファンを増やしたいなあと思います。
富澤 強くないとみんな見てくれないので、常勝軍団になってほしいですね。楽天はあまり外国人選手を取るのがうまくないので、そこを何とかしてほしいですね。 伊達 日本一になったときはAJ(アンドリュー・ジョーンズ)がいて、ケーシー・マギーがいて、そういう助っ人も大事ですよね。あと、やっぱり東北のファンは東北出身の人間を応援するんです。僕らがそうなので。なぜ銀次(現楽天アンバサダー)があんなに人気があるかというと、やっぱり岩手県出身っていうのがすごく大きい。東北には高校や大学に強いチームがたくさんあるので、そこからいっぱい選手を取ってほしいですね。