韓国ウォンが15年ぶり安値、米FRBの利下げ慎重姿勢で
[19日 ロイター] - アジア時間19日午前の外為市場で、韓国ウォンが15年ぶり安値に下落した。米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに慎重な姿勢を示したことで、リスク回避ムードが高まった。 ウォンは前日終値比0.96%安の1ドル=1453ウォンで取引を開始し、2009年3月16日以来の安値を付けた。 FRBは17─18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.25─4.50%とした。同時に公表した金利・経済見通しでは2025年の利下げ回数が2回と想定され、9月の前回見通しの4回から半減。今後の利下げペースが鈍化する可能性が示唆された。