【夏木マリさん】40代で迎えた転機とは? 「私にも“嫌な芸能人”の時があった」
「明日の私をMAKEしよう」 夏木マリ、私だけのスタイル
幅広いジャンルで『明日の私をMAKE』してきたひとにフィーチャーする、スペシャルインタビュー企画。その唯一無二の存在感が心を震わす、夏木マリさんが登場です。 【写真】夏木マリさん
やることは増える一方。でも、取り繕わない
「40代から50代、50代から70代と、年を重ねるとやることは増える一方ですよ。サプリメントだってどんどん増えるしね。毎朝シートマスクをするんですが、もう1枚じゃ足りなくて。貼ってるとおでこのところが乾いてきちゃうから、2枚、3枚と重ねることもあります。でも、逆にやめたこともあります。私はもともと自眉が薄くて描くのに非常に時間がかかっていたんですが、ある時期から描くのをやめた。眉にこだわりたいからあえて描かないっていう感覚ですかね。SNSで“お願いだから眉毛描いてください”なんてコメントがくることもあるんですよ(笑)」 夏木さんが「素のままでいたいと思えるようになった」転機は、自らプロデュースする舞台『印象派』を始めた40代。 「私にも“嫌な芸能人”の時があったから、外へ出るなら完璧にメイクしなきゃっていう時代がありました。でも『印象派』を始めた頃、踊っているときにふと鏡を見たら、素顔の私になんかいい!と思えたんです。今はできればありのままの素顔で歌ったり演じたりしたいけれど、役柄に合わせる仕事なのでそうもいきません。今度ブルーノート東京でやる『MARI NATSUKI〝MARI de MODE 6〟』ではラグジュアリーに装って思い切り楽しむつもり」 メイクを手がけたSADAさん曰く、今日はファンデーションを使ってないのだという。「マリさんのきれいな肌と骨格を活かした、素が見える“ベージュワントーンのヌーディスタイル”。たっぷり保湿し下地とコンシーラー、パウダー、ハイライトで仕上げました。マリさんの素を活かせるよう、眉も描いていません。マリさんは肩の力が抜けているのに大胆で、かっこいいのにコケティッシュ。そういう魅力をメイクで引き立てました」(SADAさん) ●俳優 夏木マリさん 1952年東京都生まれ。1973年に『絹の靴下』で歌手デビュー。1993年に企画・構成・演出・出演を手がける舞台『印象派』を立ち上げる。多数の舞台・映画・ドラマに参加し、数々の賞を受賞。 MAQUIA 5月号 撮影/Hiro Kimura〈W〉 ヘア/TAKU〈VOW-VOW〉 メイク/SADA ITO〈SENSE OF HUMOUR〉 ネイル/kyoko〈effrontee tokyo〉 スタイリスト/仙波レナ 取材・文/長田杏奈 構成/山下弓子(MAQUIA) イヤリング ¥78650、ネックレス 上 ¥399300、中 ¥393800、下 ¥130900/ホアキン・ベラオ(2024年春価格変更予定) ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。