「今大会得点王の2倍」そびえ立つ“半端ない大迫の壁”。優勝校エースも「凄いとしか言いようがない」【選手権】
1大会10ゴールは偉大だ
[高校選手権・決勝]前橋育英(群馬)1-1(9PK8)流経大柏(千葉)/1月13日/国立競技場 【動画】PK戦で2本ストップ! 前橋育英の守護神・藤原優希のスーパーセーブ! 今回、高校サッカー選手権を取材していて、複数のストライカーから「大迫(勇也)選手の10ゴールを超えたい」とのコメントを聞いた。しかし、結局、この10得点という記録を破る選手はいなかった。 今大会得点王に輝いたのは5ゴールの三鴨奏太(堀越)。そして同ランクの2位は山野春太と亀田歩夢(ともに流経大柏)、オノノジュ慶吏(前橋育英)、高岡伶颯(日章学園)だった。いずれも厳しい試合でこうした結果を出したのだから、称賛に値するだろう。 ただ、個人的な興味として、前橋育英のエースであるオノノジュに訊いてみた。「決勝まで6試合戦ってみて、1大会10ゴールを決めた大迫選手の偉業についてどう思いますか?」と。彼の回答は以下のとおりだった。 「本当に凄いとしか言いようがない。自分なんて選手権で1ゴールを決められるかどうかみたいな気持ちでしたから(笑)。今大会得点王の2倍ですから、大迫選手は本当に凄い。そういう選手が日本代表になるわけですから、自分ももっともっと頑張らないといけません」 そびえ立つ“半端ない大迫の壁”。時代が違うと言えばそうかもしれないが、それでも1大会10ゴールは偉大だ。 ちなみに、1大会での最多ゴールランクは以下の通りだ。 1位/10ゴール 大迫勇也(鹿児島城西/2008年度大会) 2位/9ゴール 平山相太(国見/2003年度大会) 石黒智久(富山一/1999年度大会) 3位/8ゴール 樋口寛規(滝川二/2010年度大会) 大久保嘉人(国見/2000年度大会) 林丈統(滝川第二/1998年度大会) 吉原宏太(初芝橋本/1995年度大会) 森崎嘉之(市立船橋/1994年度大会) 江原淳史(武南/1992年度大会) 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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