ラッキィ池田が早稲田大学将棋部と組んでつくった「昆虫将棋」
池田)面白いですよ、これ。 黒木)大人も楽しめるのですか? 池田)大人も夢中になってしまいます。 黒木)ここに「早稲田大学将棋部考案」とありますが、ラッキィ池田さんの名前がありませんね。 彩木)一切、書いてありません。 池田)タカラトミーさんから、「ここでラッキィ池田さんの名前を入れるとわけがわからなくなるのでやめましょう」と言われまして。 彩木)「それは正しいですね」と言って。 池田)早稲田大学将棋部が考えたとなれば、親御さんが「早稲田大学か。これをやると子どもの頭がよくなるかも知れない」と思って、「財布のひもが緩むのではないか」と。だから「ラッキィ池田は止めましょう」ということになりました。 彩木)一応、著作権は事務所の「イカキック」にはなっています(笑)。 黒木)どこで買えるのですか? 池田)おもちゃ屋さんで買えます。 黒木)発案者はラッキィ池田さんということで。 池田)そうですね。ただ、ルールを考えたのは早稲田大学将棋部の方々です。 彩木)閃いただけですね。 黒木)でも、何でもその閃きが大事ではないですか。普通の人には降りてこないですからね。 彩木)閃きも、100個くらい閃くのですよね。何回も閃くなかに1つ、宝石があるのです。 黒木)何かをいつも考えていなければならないのですね。この昆虫将棋にもたくさん、エネルギーを使うのですね。 彩木)「こちらを指せば、相手は次にこう来る」と、考える力も強くなると思いますので、子どものときから将棋に触れるのはいいと思います。 池田)勝負なのでね。心が躍ると言うか。 彩木)最終的にはそこにつながる。 黒木)ダンスもエンターテインメントも、心が躍りますしね。
ラッキィ池田(ラッキィいけだ)/振り付け師・タレント ■1959年・東京都墨田区出身。 ■スネークマンショーのビデオに参加したことを機に、振り付け師としてのキャリアを始める。 ■舞台やコンサートに振り付け師・ダンサーとして参加する一方、芝居やお笑いにも幅を広げる。 ■1980年代より独創的な発想の振り付けが各界の注目を浴び、テレビ番組、CM、映画、舞台など数えきれない程の作品を手掛ける。 ■自由で形にとらわれない発想のダンスで、子ども番組でも楽しくてキャッチーなダンスを数多く提供。近年はアニメ『妖怪ウォッチ』の『ようかい体操第一』『ゲラゲラポーのうた』が爆発的人気となり、NHK・Eテレ『いないいないばあっ!』『にほんごであそぼ』ではレギュラーで振り付けを担当した。 ■現在は振り付け師としての仕事はもちろん、作詞、雑誌連載、吉本総合芸能学院(NSC)の講師など、多彩なシチュエーションで活躍。