JR九州は15日、鹿児島線の快速列車について社内規定で定める周期内に検査をしていない状態で運転していたと発表した。同日午後5時すぎ、鳥栖市の肥前旭-鳥栖駅間を走行中に判明し、約250人が乗車していた。普通列車計4本が運休し、約1600人に影響が出た。
同社によると、検査をしていなかったのは久留米発小倉行き上り快速列車(8両編成)。判明後、鳥栖駅まで運転を続けて運休とした。回送列車として弥生が丘駅まで運転し、車両に異常がないことを確認した。
原因について、検査計画担当者が10日を超えない周期で実施する仕業検査の時期を誤って指定したためとしている。