「さすがにそろそろ大ブレイクしなきゃ…」眉村ちあきが語る意外な戦略
いつかは母になりたい
――経営者みたいな感覚も強いのかもしれませんね。 眉村:そういうことを考えるのが好きですね。何日前からプロモーションかけたら「この日にバズるのでは?」とか、わくわくします。物事を解禁するときの気持ちよさが止められない(笑)。そのために曲を作りたいという思いにもなりますし。 情報の解禁日は、ラーメンとカレーを一緒に食べているような感じなんです。もう何も気にしなくてもいいという開放感。めっちゃ空腹なときにカレーとラーメンを食べる感じに似ています。 ――大ブレイクを目指すことも含めて、人生設計など考えていますか? 眉村:つみたてNISAってことですか(笑)? ――そういうことも含めてですね(笑)。 眉村:いつか母にはなりたいとは思っています。母になると食べものの好みも変わったりするじゃないですか。知り合いにもダラダラしている人が、とても几帳面になったんですよ。 自分よりも大切な存在が爆誕するわけじゃないですか。そしてその感情で曲を書きたい。でも、曲を書きたいから母になることは違うなと思っていて、それは自分の良くないところかな。
最近はすぐ人に牙を剥きがちかもしれない
――最後にうかがいますが、この映画を通じて同世代に向けて伝えたいことは? 眉村:わたしが演じる少女は、能ある鷹は爪を隠すみたいな感じがあると思うんです。うわべは人に優しく、本領発揮する時はかっこいい。一旦人に優しくしてみたら、優しくし返してもらえるだろうし、自分が困った時に助けてもらえる。最近はすぐ人に牙を剥きがちかもしれないなら、それを一旦止めてみましょうと。 先輩や上司も普通に人なので、牙を剥かれたら悲しいし、怖いかもしれないですよね。それより先に優しく接する選択肢はある、そんなことも思いました。 <取材・文/トキタタカシ 撮影/塚本桃> 【トキタタカシ】 映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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