ソシエダ、バルセロナに敗れてEL出場権に黄信号…久保建英は2戦続けて途中出場
[5.13 ラ・リーガ第35節 バルセロナ 2-0 ソシエダ] ラ・リーガは13日、第35節を行い、MF久保建英所属のソシエダがバルセロナに0-2で敗れた。2試合連続ベンチスタートとなった久保はカンテラ時代を過ごした古巣戦に後半25分から出場したが、強烈なシュートが相手守護神に阻まれるなど不発。チームは2試合ぶりの黒星で、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場が遠のく7位に転落した。 【写真】「マジで美人」「可愛すぎてカード出る」現地観戦した女子アナに称賛集まる ソシエダはこの日、普段の4-3-3可変システムではなく、バルセロナ対策で3-4-2-1のシステムを採用。久保は終了間際からピッチに立った前節のラス・パルマス戦(○2-0)に続き、2試合続けてベンチスタートとなった。久保は3月下旬に右太ももを痛めた後、第33節のR・マドリー戦でのフル出場を除けば時間限定での起用が続いており、コンディションに配慮されたとみられる。 そうした中、敵地で拮抗した試合に持ち込んだソシエダは1トップ起用のFWシェラルド・ベッカー、シャドーのFWミケル・オヤルサバルが立ち上がりから積極的なシュートへの姿勢を披露。だが、なかなか枠を捉えられずにいると、前半40分にカウンターから均衡を破られた。 バルセロナは中盤でMFペドリが縦パスを刺し、ポストプレーを見せたFWロベルト・レバンドフスキが振り向きざまに絶妙なスルーパスを送ると、MFイルカイ・ギュンドアンが最終ライン裏で反応。最後は股抜きの横パスからFWラミネ・ヤマルが左足ワンタッチでゴールに流し込んだ。16歳のヤマルは今季5ゴール目となった。 ソシエダは0-1で迎えた後半25分、久保、MFアンデル・バレネチェア、DFキーラン・ティアニーを同時投入。システムを普段どおりの4-3-3に変えた。すると同33分、久保は右サイドでボールを持つと、細かいタッチでDFジョアン・カンセロをかわして左足一閃。強烈なミドルシュートを放ったが、これはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに横っ飛びでキャッチされた。 その後はGKアレックス・レミロら守備陣の奮闘でなんとか凌ぐ時間が続き、攻撃の見せ場を作れない中、ソシエダは後半アディショナルタイム2分にも失点。ティアニーのハンドがVARに確認され、PKを与えた結果、これをFWラフィーニャに決められた。 そのままソシエダは0-2で敗戦。この結果により、ソシエダは先に行われた今節に勝利していたベティスに勝ち点で1ポイント上回られ、レギュレーション上はUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場圏外の7位に転落した。 もっとも今季のラ・リーガでは現在5位のアスレティック・ビルバオがコパ・デル・レイを制し、すでに来季のEL出場権を確保済。リーグ戦5~6位がEL出場、リーグ戦7位がECL出場となる可能性が高くなっており、ソシエダは残り3試合でEL出場権獲得を目指す形となる。