メジャートーナメントで美技連発! 原英莉花「韓国ゴルフ初上陸」で見せた“美しきプレー&スマイル”
韓国ツアー初挑戦は“大成功”だった――と言っても過言ではない。 韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーのメジャー大会『ハンファクラシック』(8月22日~25日開催)に主催者推薦で初出場した原英莉花(25)。4日間で通算1オーバーの31位タイでフィニッシュした。 【画像】ミニスカートからのぞく美脚が…原英莉花が見せた「豪快ドライバーショット」に釘付け! 今大会、日本勢は原のほかに金澤志奈、神谷そら、アマチュアの新地真美夏も推薦出場を果たしたが、なかでも原の人気は群を抜いていた。開幕前日には、公式会見の場に大会スポンサーの所属選手や韓国ツアーの注目選手と共に招待された。また韓国メディアでは、 〈173cmの長身でビジュアルも日本ツアー屈指〉 〈日本ツアー通算5勝のうち3勝がメジャーで『勝負強さを発揮する』選手〉 などと紹介され、大会前から“初の韓国上陸”は大いに注目を集めた。 ◆ファンに見せた“神対応” 初日がスタートするや、原の組には多くのカメラマンが駆けつける。原自身、注目度の高さはわかっているようで、1番ホールではティショットを終えたあとの記念撮影に笑顔で応じるなど、ファンサービスも忘れなかった。 2日目終了時点で9位まで順位を上げるなど、その美技でも観客を沸かせた原。最終日こそ3バーディー6ボギーと崩れたが、戦い終えたあとは、笑顔でツアーを振り返っている。 「韓国ゴルフファンの情熱的な応援がとても印象的で、新鮮でした。私の名前を呼んで応援してくれるファンもいて楽しく試合ができました。韓国の選手たちとの距離も近くなり、特に1、2ラウンドで一緒にプレーしたユン・イナ選手と仲良くなりました。機会があればまた韓国ツアーに挑戦してみたいです」 今シーズン、原は日本ツアーに19試合に出場してメルセデス・ランキング25位、賞金ランキングは30位につけている。悪い成績ではないが、良いとも言えない状況と自覚しているはず。 それでも6月の『資生堂レディス』で単独3位、7月の『ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ』で6位タイ、8月の『NEC軽井沢72』で10位タイと直近5試合で3度のトップ10入りを果たすなど、調子は上向いている。本人も手応えを感じているのか、8月中旬には急きょ、予定をしていなかった米女子ツアーの『スコットランド女子オープン』にも推薦によるスポット参戦を果たした。そんな中で「いろんなことを経験できるはず」と挑戦したのが、今回の韓国メジャーだった。 好調そのままに、9月1日に最終日を迎えた国内女子の『ゴルフ5レディス』でも、初日に6バーディー、2ボギーの「68」で4位タイの好発進を決めた原。最終的に8位タイで大会を終え、今季5度目のトップ10入りを果たした。 原自身、試合後の会見では、 「ティショットを思い切って振れるようになった。足の踏ん張りというか、粘りを意識できている」 と好調の要因を語った。平均飛距離こそ昨年から5ヤードほど落ちているものの、アイアンショットがキレを見せ、パーセーブ率や平均バーディー数が改善。特にパー3ホールでの平均スコアが昨年の全選手中57位から8位へと大きく伸びている。そこに持ち味の力強いティショットが戻って来れば、更なる上位進出が見込めるはずだ。 原は年末開催の米女子ツアーのQスクール(予選会)挑戦を明言している。このまま調子を上げていき、日本ツアーの後半戦、ひいては米ツアー予選会突破へと弾みをつけたいところだ。 取材・文:金明昱(キム・ミョンウ)
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