出産後に母がサポートのため家に来ます。「滞在分の食費は入れる」と言われましたがもらってよいのでしょうか?
出産前後には自分の親やパートナーの親にサポートをお願いすることもあるでしょう。「サポート後の環境の変化が少なくて済む」「夫も育児に参加しやすい」などの理由から、里帰りするのではなく、親に来てもらう形でサポートを頼むケースもあるようです。 その場合、親の食費をどちらが負担するのか、判断が難しいケースもあるかもしれません。トラブルを防ぐためにも、事前にしっかり話し合って決めておいた方がいいでしょう。 本記事では「産後の手伝いに来てくれた親から食費をもらうべきか?」ということについて、一人増えた場合の食費の変化も含めてご紹介します。
一人増えると食費はどのくらい上がるのか?
総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)総世帯」によると、世帯人数が2人の場合の1ヶ月の食費は7万2399円、世帯人数が3人の場合は8万5557円ということです。 産後すぐに外食をする機会は少ないため、外食費(2人世帯:9483円、3人世帯:1万3408円)を抜いて考えると、世帯人数2人の場合の食費は6万2916円、3人の場合の食費は7万2149円となります。2人から3人に増えると1ヶ月の食費が約1万円高くなる計算です。 親がサポートに来る期間が1ヶ月よりも短ければ食費も少なくなりますが、泊まり込みでサポートする場合は、水道光熱費やシャンプー・洗剤代なども普段よりかかることが考えられます。
産後の手伝いに来てくれた母から食費をもらうべきか?
今回は「出産サポートに来る母から滞在分の食費をもらってもいいのか?」という事例ですが、一般的にはサポートに来てもらった側が親に対してお礼をするケースが多いでしょう。 食費をもらってもいいかの問題については、家族で話し合って決めることが大切です。親が娘を大切に思う気持ちをくみ取り、食費をいただいたうえでお礼をするなどの対応でもいいかもしれません。反対に、お気持ちだけありがたくいただき、食費に関しては丁重に断るのも選択肢の一つです。 食材の買い物を親がしてくれる場合には、自分たちの財布を親に渡して、親の分の食材もまとめて支払ってもらった方がいいでしょう。