「マイコプラズマ肺炎」とは? 症状・潜伏期間など…わかりやすく特徴まとめ 青森では全国以上に流行中 検査キットの在庫がほぼなくなる病院も…
発熱や長引く咳が特徴の「マイコプラズマ肺炎」。全国で流行しているなか、1医療機関あたりの患者は青森県は全国平均よりも高い状態が続いています。 【写真付きでよりわかりやすく】マイコプラズマ肺炎 特徴まとめ 医師は同時に流行している「インフルエンザ」だけでもワクチンの接種を推奨しています。 ■マイコプラズマ肺炎とは? 特徴やかかりやすい人は? マイコプラズマ肺炎は、細菌に感染することで起こる呼吸器感染症で、発熱や全身の倦怠感、頑固なせきを伴います。特に「子ども」や「若い人」がかかりやすいといわれています。 こちらは直近5週間の全国の医療機関から報告された1医療機関あたりの患者数です。全国平均で2人を超える流行状態が続いていますが…。 青森県はその全国平均と比べてもさらに高い傾向にあり、11月24日までの1週間は1医療機関あたり4.5人で、全国で4番目に多い状況となっています。 こうした中、青森市の「まちだ内科クリニック」には10月ごろからマイコプラズマ肺炎の患者が増え始め、多いときは一日に4、5人が陽性の診断を受けました。 ■ワクチンない「マイコプラズマ肺炎」 医師「インフルエンザは最低限」 まちだ内科クリニック 町田光司 院長 「症状はまず乾いたせきなんですよ。湿ったせきはたんを伴うので『ゴホン、ゴホン…』とこんな感じだが、(乾いたせきは)『コン、コン…』と、こんな軽いんだけれども、ずっと続くようなせき。それが続くのであれば、1回は検査する必要がある」 また流行に伴って病院では現在、検査キットの在庫がほぼなくなり、追加の発注をしている状況となっています。 こうした中で、県内では「インフルエンザ」が11月28日に流行入り。さらに「新型コロナ」の罹患者も増加傾向にあります。マイコプラズマ肺炎はワクチンがないため、町田院長はインフルエンザだけでもワクチンを接種することを推奨しています。 まちだ内科クリニック 町田光司 院長 「いろいろな感染症が一気に来ていますので、その見極めは大変。インフルエンザ(ワクチン)は最低限やるべきだと思います」