センバツ2022 エール、筆に乗せ 名西高書道部 プラカード、4校名揮毫 /徳島
◇書の甲子園、団体で四国V 3月18日に開幕する第94回選抜高校野球大会を前に、県立名西高校(石井町石井)の書道部が、大会の開閉会式で使われるプラカードの校名を揮毫(きごう)した。 名西高校は「書の甲子園」として知られる「第30回国際高校生選抜書展」において、団体の部で四国地区優勝を果たした。書道部員4人が、鳴門(徳島)と高知、市和歌山(和歌山)と有田工(佐賀)の4校分を担当した。 「鳴門」を担当した小林美紅(みく)部長(2年)は「地元ということもあって出場はうれしい。遠くからでも見やすいように、キリッとした字を心がけた」と話した。「4校とも私たちの字を見て『もっと頑張ろう』『全力を出し切るぞ』と勇気を出してほしい」とエールを送った。 また、「高知」を担当した桒原愛里さん(同)は、高知の試合動画を見て感じた「伸びやかで豪快なプレー」を文字で表現するよう心がけた。「コロナ禍で思うように練習ができなかったと思うけど、自分たちの力を信じて、甲子園では堂々とした姿を見せてほしい」と期待を寄せた。 このほか、米満(よねみつ)真凜さん(同)が「有田工」を、森本乃愛さん(同)が「市和歌山」を、それぞれ手がけた。【岩本桜】