めぶきFG中間決算 足銀の中間純利益は20%増の99億円
とちぎテレビ
足利銀行と常陽銀行などを傘下とするめぶきフィナンシャルグループは11日、宇都宮市内で今年9月までの中間決算を発表しました。 足利銀行単体の中間純利益は99億円で、前の年の同じ時期と比べて17億円の増益となりました。 足利銀行単体で見ますと売上に当たる業務粗利益は前の年の同じ時期と比べて30億円増加して384億円、本業のもうけを示すコア業務純益は14億円減少して170億円となりました。 また、中間純利益は99億円で17億円の増益となりました。 会見した足利銀行の清水和幸頭取らは増益の要因として日銀の金利上昇や貸出金利益が増えたことなどを挙げました。 清水和幸頭取:「日銀の金融政策が変わり預金の金利を変更し、短期プライムレートも変更した。こうしたことも決算に織り込まれている。利上げを想定した準備をずいぶん前からやってきた。」 そのほか、ビジネスマッチングやM&A仲介など企業支援に関する「役務取引等利益」は5億円増えて88億円となり、清水頭取は「徐々に花開いてきた」と評価しました。 一方、めぶきフィナンシャルグループ全体の中間純利益は前の年の同じ時期に比べて84億円増加の320億円で足利銀行と常陽銀行の経営統合以降の中間決算では最高益となりました。 中間期の業績と今後の見通しを踏まえて当期純利益の通期の予想を当初の予想より40億円増加の560億円に上方修正しました。
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