柔軟剤市場のトレンド「濃厚な香りから自然な香りに変化」人気ブランド担当者が明かす、消臭や香りの最新技術
ソフラン/消臭や自然な香りにこだわり、調合する楽しさも
ライオンが梅雨時期や夏におすすめするのは『ソフラン プレミアム消臭』だ。 「生乾き臭に着眼し、極小の消臭成分と抗菌成分が繊維のすみずみまで吸着し、菌の増殖を抑えます(※1)」(PR担当者・以下同) 同社の調査(※2)では「洗濯(家事)からの解放感を感じたい人」は約60%、「リラックスして過ごすことを重視する人」は約77%となった。その結果を受けて「洗濯と毎日を解放的でかろやかにするエアリー体験」をコンセプトに開発したのが2023年発売の『ソフラン エアリス』だ。 「“植物が自然な状態で放つ香り”を捕集する技術を活用した『ネイチャーエアー製法』を採用し、自然の中で感じるような香りがふわっと軽やかに広がります。 さらに『エアリーブルーミング技術』により、洗濯後に洗濯機のふたをあけると素早く香ります」 また独自の開発成分「特殊シリコーン」を新採用し、さらりとした着心地も実現。 そして2022年に登場した『ソフラン アロマリッチ』は、ジュリエットやエリーなどアロマリッチ同士を混ぜて新しい香りを楽しむ“アロマミックス”を提案している。 『ソフラン アロマリッチ』。衣服を身にまとうときには、自分だけにほんのりいい香り ※1:菌の増殖がないこと(洗濯直後比)。すべての菌の増殖を抑えるわけではない。 ※2:洗濯行動調査(2022年ライオン調べ)。
レノア/柔軟剤にプラスしたり、代わりに使うアイテムが充実
『レノア』ブランドを展開するP&Gは、柔軟剤にプラスする“変化球”が満載だ。 「『レノア アロマジュエル』は洗濯開始前に洗濯槽の服の上に入れる“香りづけ専用ビーズ”。柔軟剤にプラスすると香りが長続きし、12週間持続(※3)。柔軟剤のみの使用より吸水力が上がるため、タオルやスポーツウエアにもおすすめです」(PR担当者・以下同) 2004年に柔軟剤による防臭効果を初めてうたったのが初代レノアだ。そんな同社はにおい対策の研究を重ね、2023年に“洗剤でも、漂白剤でも、柔軟剤でもない”新ジャンルのすすぎ消臭剤『レノア クエン酸in超消臭』を誕生させた。 「すすぎの段階で投入するため、柔軟剤用投入口に入れて使用します。繊維から不純物を取り除き、蓄積したにおいをはがし取ります」 さらに2024年5月には『レノア煮沸レベル消臭抗菌ビーズ』をリニューアル。前述の香りづけビーズと同様、洗濯開始前に洗濯槽の服の上に投入すればビーズが発泡し、高濃度の成分が繊維の奥まで浸透する。 それによりタオルのしみつき臭も落とす“煮沸レベルの消臭”(※4)を実現している。 ※3:保管状態による。 ※4:洗濯後・部屋干しにて検証(P&G調べ)。 *** 部屋干し用、香りのブレンド用など、気分を変えるのにぴったりな品ぞろえ。気分が上がる柔軟剤を手に入れて不快な梅雨を乗りきろう! 取材・文/藤岡加奈子 撮影/浅野剛 写真/PIXTA ※女性セブン2024年6月20日号 https://josei7.com/