「ギャグ系だと思ってたのに」「続きが気になりすぎ」 評価爆上がりの春アニメ
お下品ギャグで切ったらダメ!
●『忘却バッテリー』 マンガアプリ「少年ジャンプ+」で累計閲覧数2億超えを誇る、みかわ絵子先生による大人気マンガ『忘却バッテリー』は、高校野球に「記憶喪失」を掛け合わせた、コメディ要素強めの野球物語です。 かつて中学野球でその名をとどろかせていた、剛腕投手の「清峰葉流火(CV:増田俊樹)」と、「智将」と評された名捕手の「要圭(CV:宮野真守)」が主人公です。「怪物バッテリー」と言われていたコンビですが、圭が事故で記憶喪失になったため、野球部のない都立小手指高校へ進学します。 記憶喪失で野球のことを忘れ、もともと持っていたアホな性格が復活してしまった圭は、とにかくハイテンションで騒がしく、ダジャレも言いまくるキャラです。そのため、第1話から野球アニメというより、ギャグアニメに感じたという声も少なくありませんでした。 特に、アニメ化発表後の原作マンガの番外編でも「寒くてスベっている」とネタにされていたように、圭が序盤で披露する「パイ毛」のギャグに抵抗を感じて1話でやめたという声も出ており、一部では「パイ毛切り」なるワードも生まれています。強豪校の「私立帝徳高校」との練習試合が描かれた4話でも、再び圭の全力の「パイ毛」ギャグが飛び出しました。 しかし、渋々練習に付き合っていた圭は、帝徳戦で葉流火の剛速球が捕れなくなり、その後第5話で自ら野球の練習をするようになるという変化が見え始めます。また、第6話では派手な容姿のチームメイト「藤堂葵(CV:阿座上洋平)」が、自身のトラウマと野球をやめた理由を語るシリアスな物語が描かれました。 人間ドラマや、野球に本気でぶつかるシーンが増えてきたことで、SNS上では「ギャグとシリアスのバランスが良くなった」という意見も多くなり、中盤から特に盛り上がりをみせています。 『忘却バッテリー』は、テレビ東京系列ほかにて毎週火曜に放送中です。 ※『HIGHSPEED Etoile』のEは、アクセント符号のアキュート・アクセントを付した文字。
LUIS FIELD