＜KOBE　CHIBEN・高校野球女子選抜＞初回、高校野球女子選抜・山下に先制打を浴びるイチロー氏（撮影・木村　揚輔）

　◇エキシビションマッチ　KOBE CHIBEN ― 高校野球女子選抜（2024年9月23日　東京ドーム） 【写真あり】談笑するイチロー氏と松井秀喜氏　ともにスタメン出場 　マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏（50）率いるアマ野球チーム「KOBE　CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが23日、東京ドームでプレーボールとなった。 　「KOBE　CHIBEN」は背番号51をつけたイチロー氏が「1番・投手」で先発。マウンドでの投球練習後、捕手を務める藤本博史氏と打ち合わせると、高校野球女子選抜の1番・田垣朔來羽（そらは、神戸弘陵）への初球は137キロの速球。1-1からの3球目は136キロで、マウンド横に打ち上げられたフライを自らつかんだ。 　しかし、2番・井戸穂香花（ほのか、東海大静岡翔洋）に左翼の元西武・松坂大輔氏（44＝スポニチ本紙評論家）の頭上を越える二塁打（送球間に三進）を浴びると、3番・山下来々杏（ここあ、履正社）に中堅の元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏（50）の前へ落とされる適時打でいきなり失点。4番・西本夢生（めい、履正社）にも安打を許すと、5番・原田京佳（広陵）に左中間への2点適時三塁打を打たれ、3点を失った。 　イチロー氏は昨年11月に行われた「KOBE CHIBEN」―高校野球女子選抜でも先発投手を務め、1回に最速138キロをマークするなど完封勝利。23年の最速134キロから球速4キロアップに「毎日限界を迎える練習をしているとこうなる、ということ」と話していた。