柴田、球数制限ながら東北大会準V 第93回選抜高校野球 選考の経過
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の出場校を決める選考委員会が29日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであった。東北地区からは仙台育英(宮城)=2年連続14回目=と柴田(宮城)=初出場=の2校が選ばれた。 【センバツ出場校決定】32校の横顔 東北大会優勝の仙台育英が最初に選出された。エースの伊藤、右腕・松田、左腕・古川ら140キロ超の速球を持つ複数投手での継投に、4試合で計37得点、11盗塁と組織的な攻撃力に注目が集まり、走攻守いずれも高いレベルであるとされた。2校目は準優勝の柴田と、準決勝で仙台育英と競った花巻東を比較した。柴田は準決勝まで3試合に完投したエース右腕の谷木が、1週間500球の球数制限にかかり決勝では19球しか投げられず、仙台育英に大敗。2番手投手の育成が課題とされたが、イニングでの得点のほとんどが複数点に及んだ点や、公立校ながら青森、山形、福島1位の私立3校を破った戦いぶりが評価を得て、打線が振るわなかった花巻東を上回ると判断された。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。出場決定号外はデジタル紙面でご覧いただけます。