「タグラグビー」とは? 体育の授業をきっかけにラグビーの面白さ伝える
子どもたちへのラグビー普及につながるか
もともと体育の授業でタグラグビーを行っていましたが、ワールドカップでの日本代表の活躍もあり、子どもたちもラグビーに興味を持ち、授業も楽しみにしていると箱崎副校長は話します。タグラグビー教室では、男女混合のチームで協力してボールを運んだり、タグを取ろうと左右に機敏な動きをしたりする子どもたちの姿が見られ、先生たちも入り混じって、みんなで校庭を走り回っていました。授業が終わった後も走り続ける子どもたちもいて、鬼ごっこの延長のようで、楽しみながら運動できるようです。 箱崎副校長の話では、短い授業時間の中でタグや複数個のボールを用意するのはなかなか難しいという問題点もあるようですが、タグラグビーはサッカーなどに比べ、個人に必要な技術がやさしく、地元のチームに入っている子どもたちが活躍してしまうということもないため、みんなが楽しめるというメリットがあるといいます。 ワールドカップでの日本の活躍で、ラグビーがメディアで取り上げられることが多くなりましたが、タグラグビーのことは知らない人も多いのではないでしょうか。プロの選手が直接教えてくれる特別な授業は、子どもたちには忘れられない時間になったことでしょう。こうした取り組みが、子どもたちへのラグビー普及につながるか、期待されます。 (ライター・篠崎有理枝)