【チャンピオンズC】ペプチドナイル余力十分 坂路で4ハロン56秒2
史上5頭目となる同一年のJRAダートGⅠ春秋制覇へ、態勢を整えた。フェブラリーSを制したペプチドナイルが、力強い脚さばきを披露。手綱を取った藤岡騎手が好感触を伝える。 「体もできてきているので感触を確かめて、しまいで気合を少し乗せるイメージで、というオーダーでした。すごくいい内容の追い切りができたと思います」 栗東坂路で終始馬なりのまま4ハロン56秒2─11秒9でフィニッシュ。ホークフィールド(1勝)にクビ差遅れたものの、余力十分だった。23日には同51秒2─12秒0の好タイムをマークしており、調教評価は最高の『S』だ。これまではトモ(後肢)の緩さがあり、無理をしないよう厩舎サイドで調教をつけていたが、今回は時計を出した16、20、23日と藤岡騎手がまたがって負荷をかけた。 「レース名にふさわしいダートのチャンピオンになれるように、ナイルと一緒にがんばります」とジョッキー。前走の南部杯で0秒1差2着に敗れたレモンポップに、リベンジする準備はできている。(山口大輝)