福本大晴、自身初のソロライブに意気込み ツアー名『よんもじ』はファンへのメッセージ「僕にしか歌えない曲」
楽器を購入して1から曲作りに挑戦「初めて聴く人でも楽しめるように意識しました」
――オリジナルの新曲を9曲も披露されていますよね。ご自身で曲作りをしたそうですが、すごいですね。 もちろん僕一人ではなくて、スタッフのみなさんに手伝ってもらいながら作りました。作詞は僕の比重が重めで、作曲はイメージを伝えて作っていただきました。今後は完全に自分だけで作ることもしてみたいなと思っています。 ――どんな思いを込めて作られましたか。 ふつうは聴きたい曲があってライブに行くと思いますが、今回のライブはかなり特殊で、なんの曲を歌うかがわからない状態でみんなが来てくれています。なので、初めて聴く人でも楽しめるような曲作りを意識しました。僕が目指すのはわかりやすくて耳なじみのいい音楽です。最近の音が派手でダンスを見せるような曲もめちゃくちゃ好きですが、平成と令和をミックスしたような少し前のアイドルのような楽曲になっています。 ――具体的にはどんな曲になっていますか。 1曲目の『I wanna meet U』は、耳なじみが良くて、誰もがさわやかな気持ちになれるような曲調です。2曲目の『恋の上昇気流』は、シティポップを意識しています。歌詞にはちょっとダサい感じを入れてみました。『Unspoken Love』という曲は、聴いていてハズいくらい胸きゅんするような感じですね。可愛い歌詞で、ストレートな思いを伝えています。 ――まさに王道アイドルという感じですね。 そうですね。ただ、可愛いらしい曲が多いので『エゴイスティック・ハロウィン』は、ちょっと趣向を変えて俺様チックなエッセンスを入れています。『オトナソーダ』はザ・Jポップを意識したみんなで踊れるような曲です。可愛くダジャレで歌っているけど、言っていることはエモくて、共感してもらえるといいなと思っています。 ――衣装とも合っていますね。みんながイメージする王子様というところが根底にある感じでしょうか。 はい。とくに『EVERYBIRTHDAY』は古き良き平成と言うか、これこそ国民的王道アイドルというイメージをしています。一方、『phenomenon』は、明るいだけじゃない、二面性を表現したような曲。『SUPER LADY FIRST』は、楽器強めで音強めのダンス曲で、バランスを考えながらセットリストを作っています。 ――バラエティ豊かで素晴らしいです。楽曲づくりの中で苦労した点はありますか。 アイドルは、夢を見てもらうことが仕事でもあります。そこで作詞に関しては、どこまで自分の体験をいれていいのかというところはかなり考えました。 ――なるほど。難しいところですね。 そのなかでも『I wanna meet U』と『よんもじ』は自分の思いをかなり入れています。とくに『よんもじ』は、僕しか歌えないような曲になりました。「ごめんね」「好きだよ」「わらって」など、自分が言いたい言葉を四文字で連ねています。ファンのみんなへのメッセージのような曲になりました。『phenomenon』も自分の思いを含めていますが、直接的な言葉ではなく、情景描写を多く入れてみました。