瀬戸健社長、chocoZAP新サービスに言及、MRI検査もあくまで序章?「医療提携でさらに踏み込んだ健康サービスを」立会外分売への想いも
RIZAPが運営する「chocoZAP(チョコザップ)」が、カラオケ、ピラティス、ランドリー、キッズスペース、MRI検査/CT検査など、追加料金なしの新サービス7種を発表。これまでの“コンビニジム”から“スマートライフジム”へとコンセプトを新たにした。昨年10~12月期におけるchocoZAP事業の黒字化、立会外分売発表の心境、相次ぐ新サービス提供によるビジネスモデルの進化と変容について、ORICON NEWSではRIZAPグループ代表取締役社長の瀬戸健氏に単独インタビュー。真摯な想いを明かしてくれた。 【比較写真】“奇跡の50代”浅香唯、4ヵ月で8.8キロ減量成功!美くびれ&美脚を大胆披露 ◆立会外分売発表後の株価ストップ安への見解「本意をお伝えしきれなかったことは不徳のいたすところ」 ――つい先日、立会外分売することを発表しました。売却によって東証プライム市場の上場要件である流通株式比率35%以上を満たすことに加えて、瀬戸社長が売却益で新株予約権を行使して最大106億円の資金調達を実施し、「chocoZAP」への投資にあてることが話題になりました。一方、「chocoZAP」事業の初の黒字化によりストップ高を更新していたなかでの発表となり、ネガティブな解釈からストップ安に転じました。さまざまな意見が寄せられましたが、瀬戸社長はどのような心境ですか? 【瀬戸社長】 本当にお騒がせしてしまいました。ピークに株を売るというように報道され、本意をしっかりお伝えしきれなかったことは不徳のいたすところです。マーケットに短期的なインパクトを与えてしまいましたが、成長実績という結果でしっかり示していきます。 ――保有する株を立会外分売することで、“全て自社事業の資金に見立てる=身銭を切る”なか、誤解もあったと思います。今回の立会外分売に関して、改めて意図をお聞かせください。 【瀬戸社長】 会社の未来に自信を持っているから、株を売り、税金も含めて個人の持ち出しで会社に全額出資することで、経営にコミットしています。それはもともとの自信と覚悟があることの表れ。過去にも株式分配はやっていますが、常にその後の株価を上げています。これまで同様に自信があったなかでの取り組みです。 ――発行済み株式の約5%にあたる2775万5200株の売却を予定していましたが、申し込みは604万100株にとどまりました(分売実施日:3月15日/分売値段:377円/買付申込数量の限度:90万株)。これに関してはいかがですか? 【瀬戸社長】 想定より低いのは事実です。過去のケースだとその倍以上でした。この背景にはいろいろな要因がありますが、マーケットの下落局面という環境のなかで集まりにくいことが先行してしまった面もあると思います。立会外分売発表の影響があったかはわかりません。