4歳のままの男の子…生きていれば卒業の春 息子を事故で亡くした家族 8回目の命日、兄の年齢超えた妹が小学生に
竹山武志さん: 「もう8年なのか、まだ8年なのか…願いがかなうのであれば会って抱きしめてあげたい」 今年の春は寂しさと一緒に希望を連れてきます。沓里くんが亡くなったあと生まれた第6子の妹、明里(ひかり)ちゃん。4月で小学1年生になり、「ものすごく楽しみ。友だちと遊び、安全をちゃんと守りたい」と明るく話しました。待ち遠しい学校生活まであとわずか。沓里くんが背負えなかったランドセル。兄の年齢を超えた明里ちゃんが背負います。 竹山武志さん: 「息子が4歳で亡くなったから、明里ちゃんがようやく6歳になったという感じ。これから学校に通うようになるので、事故にあうリスクはあるけれど、思いっきりのびのびと元気に育ってほしい。それだけが親の願いです」 絵を描くのが大好きな明里ちゃん。「かずくんがニコっと笑っている顔。優しそうなお兄ちゃんだと思う」と話し、出会うことのなかった兄の元気いっぱいの姿を描いて、見せてくれました。 迎えられなかった卒業と心待ちにする入学。あれから8回目の春が変わらない思いと一緒に一歩ずつ進んでいます。
大分放送