注意が必要なときも 犬が舌をべろ~んと出す理由
愛犬が舌をぺろ~んと出している姿を見かけることはありますか? 犬が舌を出す理由はさまざまで、その理由によって舌の出し方も異なります。 【画像】舌をペロンと出す犬たち 今回は「舌を出す」しぐさをするときの犬の気持ちについて、獣医師の増田宏司先生に教えていただきました。
舌を出す理由はさまざま!
愛犬がベッドでゆったり寝転んでいるときなどに舌をぺろ~んと長く出しているのは、リラックスしていて、顔の筋肉がゆるんでいるために見られるしぐさです。 また、おもちゃなどで遊んで興奮しているときに、息が上がって呼吸が荒くなり舌を出すことも。 ほかにも、舌を長く出しながら鼻をぺろぺろとなめているときは、犬がストレスを感じている可能性もあるようです。
暑いときは体温調節をしているのかも
犬は人のように汗をかくことができないため、暑くなると舌を出して唾液を蒸発させ、体温調節を行います。愛犬が散歩中に舌を出していたら、暑さを感じているのかもしれません。
こんなときは要注意!
舌をぺろ~んと出しながら「ハアハア」と激しく呼吸をしているときは、暑さを感じている可能性が高いです。長引くと体調を崩す場合があるので、ヒーターやエアコンなどを確認して、室温や湿度が高すぎないか注意しましょう。 愛犬が舌を出すのには、さまざまな理由がありました。暑い日などは呼吸の仕方にも注目して、愛犬の体調の変化に注意してあげましょう。 お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授) 参考/「いぬのきもち」2019年1月号『犬のオモシロ習性図鑑 VOL.20 舌べろ~ん♡』 文/山村晴美 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
いぬのきもちWeb編集室