「失礼極まりない」「金ローじゃないんだ」西田敏行さん追悼 日テレが『釣りバカ日誌』放送も“超深夜ローカル”で不満爆発
10月28日、日本テレビが、17日に亡くなった西田敏行さん(享年76)を偲び、2009年の映画『釣りバカ日誌20 ファイナル』をテレビ放送することを発表した。インターネット上では、作品の“扱い”に関して不満の声があがっている。 【写真あり】ストレッチャーで運ばれる西田さん 『釣りバカ日誌』は、西田さん演じる万年平社員の主人公“ハマちゃん”こと浜崎伝助と、三國連太郎さん(2013年に逝去)演じる建設会社社長の“スーさん”の、釣りバカのコンビが繰り広げるドタバタ喜劇。1998年に第一作を公開して以降、2009年まで毎年新作が発表され、スペシャル版3作を含めて、全22作が公開された人気シリーズだ。 西田さんの逝去を受け、日本テレビは追悼企画としてシリーズ最終作を11月3日の深夜2時15分から3時50分まで、関東ローカルで放送する。西田さんの代表作をテレビで見られることを喜ぶ声も多いが、Xでは不満も続出している。 《深夜の誰も観てない時間にやるとか、とりあえず放送しますってだけで全く追悼する気がないわな、失礼極まりない》 《日テレなのに金ローじゃないんだね 深夜とか…》 《渥美清さんが亡くなった時は各局すぐにゴールデンタイムに男はつらいよを追悼放送したのに西田敏行さんが亡くなって1ヶ月も経って深夜に釣りバカ日誌を放送するなんて日テレは喧嘩売ってんのか?》 《本当に追悼する気があるならゴールデンタイムに放送するか、これまでの日テレ出演番組まとめたり出来ないのか。こんな配信で誰でも観られる映画深夜にちょろっと放送して何が追悼だよ》 深夜2時と遅めの放送時間や、全国放送ではなく関東ローカルであることに疑問を抱く人も多いようだ。 「通常、追悼番組は出演するタレントが亡くなって1週間以内に放送されることが多いです。西田さんが出演していたドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の特別編は、彼が亡くなった5日後の10月22日の午後7時から放送されました。その点、今回の『釣りバカ日誌』は西田さんが亡くなって1か月近く経っていますし、放送時間も明け方に近い。西田さんの代表作をリアルタイムで見たい人は多いはずです。11月2日から4日が3連休になるとはいえ、リアルタイムで視聴できる人は限られてしまいます」(芸能記者) これまで西田さんの出演作は、日本テレビ系の金曜日午後9時からの『金曜ロードショー』(日本テレビ系)でも放送されてきた。『釣りバカ日誌』も、同番組での放送を期待する人がいるようだが……。 「2013年に三國さんが亡くなった際、日テレは『金曜ロードショー』で1992年の映画『釣りバカ日誌5』を放送しましたが、その後同番組で『釣りバカ日誌』は放送されていません。10年以上放送されていないことから、日テレ側にも何らかの事情があると思われます。とはいえ、西田さんの追悼番組と銘打つ以上、多くの人が視聴できるゴールデンタイムに放送してほしいと声が出るのは当然でしょう」(前出・芸能記者) ハマちゃんとスーさんさんのやりとりをゴールデンタイムに見られる日は来るか──。