32歳、「年収800万円」ですが結婚できません。結婚に必要な年収はいくらなのでしょうか…?
32歳で年収800万円と言えば、一般的に見て「高給取り」です。しかし、年収が高いからと言って必ずしも結婚できるわけではありません。経済的な安定を手に入れているはずなのに結婚できない理由はなんでしょうか。 この記事では、32歳で年収800万円という例をもとに、結婚において年収だけが重要な要素ではないことを考察します。一般的な年収の傾向や、結婚相手に求められる条件について探るとともに、結婚で気を付けるべきポイントにも焦点を当てていきます。
30代の平均年収
30代の給与事情は業界や業種によってもさまざまですが、国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査によると次のようになっています。 30~34歳|男性 485万円|女性 338万円 35~39歳|男性 549万円|女性 333万円 このデータから考えると、32歳で800万円という年収は、性別に関係なく非常に高いと言ってよいでしょう。これは、日本人の平均年収が最も高くなる55~59歳の男性702万円と比較しても明らかです。
結婚相手に求める条件 年収いくらなら結婚できる?
内閣府が発表した平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)によると、次のような結果が出ています。 当該調査によると、結婚相手に求める条件は男女ともに「価値観が近いこと」が1位で、次いで「一緒にいて楽しいこと」「一緒にいて気をつかわないこと」が続きます。いずれも7割以上の回答者がこれらを条件として挙げており、結婚相手に強く求める条件と言えるでしょう。 一方で、金銭的な条件は次のとおりです。男性では「経済力があること」を条件に挙げる割合は全体を通して7%ほどなのに対して、女性は50%以上が条件に挙げています。 別の調査によると、結婚するために必要だと思う相手の年収は、男性の回答が「~300万円」「~400万円」「いくらでもよい」で割れるなか、女性の回答は「~500万円」「~600万円」が多数を占める結果となっています。 この結果から、結婚に必要な年収は男性なら年収500万円以上、女性なら300万円以上あればというのが1つの基準になると言えるでしょう。ただ女性に関しては、年収は必ずしも結婚に必要な要素ではないようです。