（写真：群馬テレビ）

先月、群馬県藤岡市内の老人ホームで入所者女性（８７）が頭から血を流しているのが見つかりその後死亡した事件で、警察は入所者男（８８）を殺人の疑いで逮捕しました。 殺人容疑で逮捕されたのは藤岡市藤岡の老人ホーム「藤野園」の入所者で無職の對馬英一容疑者（８８）です。 警察の調べによりますと對馬容疑者は、先月９日未明から早朝までの間に同じ施設に入所していた新井竹子さん（８７）に足で蹴るなどの暴行を加え殺害した疑いです。 新井さんは、トイレの前で頭から血を流して倒れているのを巡回中の職員に発見され、病院に搬送されましたが約２時間半後に死亡が確認されました。 新井さんの死因は外傷性ショックで現場の状況などから警察では殺人事件とみて捜査していました。 事件当時、施設の窓やドアには鍵がかけられ、外部から何者かが侵入した形跡もなかったことから、警察では施設の関係者から話しを聞くなどして調べを進めていました。 警察の調べに対し對馬容疑者は「私がやった」と供述し容疑を認めているということです。 警察では２人の間に何らかのトラブルがあったと見て犯行動機などを詳しく調べています。