寺山修司から言われた、忘れられない言葉は…三上博史が明かす
寺山テイストな詞が魅力の1曲
三上には毎日、楽曲も選んでもらう。この日、選曲したのは、浅川マキ『ふしあわせという名の猫』。三上と同じく寺山に見いだされ、1960年代後半から70年代にかけて、新宿文化を代表する「アングラの女王」として名を馳せた浅川マキ。同曲は、そんな浅川が1970年にリリースした楽曲だ。 三上:僕が今やっている歌劇にも登場する、寺山修司が作詞をした曲です。寺山さんの作品には『寺山修司少女詩集』とか、女子に当てた手紙みたいな詩集がありますけど、そんなテイストの詞です。面白いと思いますので、聴いてみてください。 そんな三上は、2024年1月9日(火)から14日(金)まで、新宿紀伊國屋ホールにて上演される寺山修司没後40年記念舞台『三上博史 歌劇―私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない―』で主演を務める。 三上:早いもので没後40年。ずっと青森県三沢市の記念館で朗読していたものを、新宿の紀伊國屋ホールでやるとどういうことになるか。宣伝写真は、新宿といえば森山大道さんということで、とてもすごいビジュアルになっています。戯曲であり、映画でありという寺山さんの活動、そういうものの言葉づくしになると思います。ぜひいらっしゃってください。