市川團十郎、子供たちの出演舞台を見守り「母親のような気持ち」 春休みには家族で海外旅行へ
■團十郎「歌舞伎以外の時は海外に」 日本の良さを再認識
長期間にわたって舞台が続き、多忙なスケジュールで心も体も疲れていたという團十郎さん。父である十二世市川團十郎さんが生前、“休むことも大切だ”と言っていたことを思い出し、春休みには麗禾さん・勸玄さんとともにマレーシアとバリへ旅行に。そこでは意外なハプニングもあったといいます。 ――家族での海外旅行はいかがでしたか? マレーシアは面白いですよ。“日本も昔はこうだったんだろうな”くらい活気があるんです。渋滞とかやばくて、(20メートルほどの距離を指しながら)ここからそこまで行くのに40分ぐらいかかる。だから歩いた方がいいんだけど、分からないわけよ、こっちは。“(運転)終わりました”って言われて、“ここ!?”みたいな。そういう珍道中がありました。バリは、ものすごいホテルが何十個も入るような敷地の中に別荘地があるんですよね。そこのビラで過ごしました。僕と麗禾と勸玄だけしかいない干渉されない世界でゆっくりできたので、メリハリのついた旅でした。麗禾はアグレッシブに動きたいみたいで、マレーシアが好き。勸玄はのんびりしたいからバリが好きっていう。分かれるんですよね。
――(SNSを拝見して)勸玄さんが日に焼けたくないって言っていたようですね。 勸玄は、1日で(日焼けして)真っ黒こげになって皮がむけるんですよ。いつもそうなんだけど、初日に皮がむけるんです。無限に遊んで次の日全部むけるから、寝ざるを得ないというか。 ――麗禾さんはいかがですか? プールでも遊ばれてましたね 麗禾はバランス良く、日焼けするのも怖いから、日の当たるところは最小限にして。15時か16時ぐらいからは日が陰るじゃないですか。でも十分明るいし暖かいので、そのタイミングに(プールへ)入ってくる。賢いなと。 ――やはり海外旅行というのはリフレッシュになりましたか? 歌舞伎以外の時は海外に行こうと思います。日本の良さがなおさらわかる。日本ってトイレもきれいだし、システムもちゃんとしているじゃないですか、電車もバスも。素晴らしい国だと認識することが大事。今あることを喜んで、今あることに感謝をして、今自分たちは“個”として何ができるのかを探求しなくちゃいけないと思います。