ミニスカに網タイツ…女性運動員が過激服装の東大卒医師「公職選挙法違反の報酬か」逮捕直後の憔悴写真
ミニスカートに網タイツ、頭には猫耳カチューシャ……。 10月に行われた衆議院選挙で、女性運動員たちの過激な服装により物議をかもしたのが、東京26区から無所属で出馬した医師・田淵正文氏(66)だ。結果は5人中最下位で落選。お騒がせ立候補者が、今度は法律違反で注目されることになった。 ミニスカに網タイツ…女性運動員が過激服装の東大卒医師「公職選挙法違反」逮捕直後の憔悴写真 警視庁捜査2課は11月30日、公職選挙法違反(買収約束)の疑いで田淵容疑者を逮捕した。複数のスタッフに時給1500円で、選挙運動の報酬を支払う約束をしたという。公職選挙法では、ウグイス嬢などの例外を除きスタッフへの報酬や支払いの約束を原則禁じている。事件の詳細をお伝えする前に、田淵容疑者の経歴を振り返りたい。 「田淵容疑者は東京大学医学部を卒業後、都内でクリニックを開設し私立医大で非常勤講師も務めていました。専門は消化器内科です。’13年ごろから政治にかかわり始め、衆院選や目黒区長選などに立候補しましたが、いずれも落選しています。10月の衆院選では〈健康年齢の増進〉〈政治の信頼回復〉などを力強く訴えていました。 今回問題視されたのが、短いズボンなど女性運動員の露出の大きい服装です。メディアの取材に対し、複数の女性が田淵陣営から指示を受けたと供述。一方の田淵容疑者は自身が出演した動画で〈たまたま、ああいうふうになっただけ〉〈あの程度で騒ぐのか〉と主張しています」(全国紙社会部記者) ◆髪はボサボサ、終始うつむき…… 逮捕容疑の事件概要はこうだ。 「選挙運動を手伝った20代から30代の大学生や会社員に対し、田淵容疑者は時給1500円の支払いを約束していたようです。勤務時間を把握するために、その日の選挙運動開始時と終了時にタイムカードで打刻させていたとか。タイムレコーダーは、田淵容疑者が経営するクリニックに置いてありました。 しかし、選挙期間中に田淵陣営が警察の動きをキャッチ。本格的な捜査が入る前に破棄したのか、警察が田淵容疑者のクリニックなどを家宅捜索してもタイムカードは見つかりませんでした。報酬の支払いも確認されていません(12月3日時点)。田淵容疑者や選挙スタッフが証拠隠滅をはかった疑いもあるんです」(同前) 本誌カメラマンは12月2日に行われた田淵容疑者の送検を撮影した。警察署から出て来た田淵容疑者の髪はボサボサで、終始うつむきがち。選挙期間中の力強さとは裏腹に、憔悴した様子をみせていた。 時給1500円の報酬でスタッフを集め、過激な服装で世間の耳目を集めようとしたとされる田淵容疑者。警察は運動員に対しても、任意の捜査を進めている。
FRIDAYデジタル