【広島】新井監督 降雨〝命拾い〟ドローでドヤ顔「今週は3勝2分け?負けてないでしょ?」
本拠地の空も味方につけた? 今季初の4連勝を狙った広島は、21日の巨人戦(マツダ)を0―0、5回降雨コールドゲームで今季2度目の引き分けとした。 延長12回を戦い引き分けた19日の初戦に続き、今カード2度目の痛み分けに、指揮官は「これはもう…仕方ない」としながらも、その表情は明らかに明るいものだった。この日の決着は〝恵みの雨〟で救われた一戦となったからだ。 雨中の空で始まった一戦は、広島・大瀬良、巨人・高橋礼の両先発の投げ合いで5回まで0―0。しかし、試合が成立した直後の6回に大瀬良が連打を浴び無死一、三塁。迎えた小林の犠飛で先制を許したが…その直後、雨脚が強まり試合が中断。そのまま降雨コールドゲームとなった。 規定により両軍の攻撃が完了していない6回の記録はなくなり、中断時「1点負け」だった試合は、5回までの記録が採用される形で「0―0」のスコアが正式記録となった。 今週末の対G3連戦は1勝2分けの負けなしで終了。開幕以降、前週までの週末は1勝8敗を分が悪かった。それだけに最後は天が水に流す形で「魔のウイークエンド」のピリオドを打ったことに、指揮官も悪い気がするはずがない。 「今週は3勝2分け? 負けてないでしょ?」とドヤ顔で1週間を振り返った指揮官は「やっぱり最終的には(順位は)勝率なんで。ね!」とニヤリ。運も味方につけた1週間は、今後の浮上へのターニングポイントにもなるかもしれない。
東スポWEB