もうイエロー&レッド合わせて“50枚” プレミアワーストのカードトラブル抱えるチェルシーの守備問題
目立つカードトラブル
チェルシーは、3日に行われたブライトンとの一戦で前半45分にMFコナー・ギャラガーが2枚目のイエローカードをもらって退場処分を受けた。 試合には3-2で勝利したものの、早い時間帯から10人になるのは厳しい。あまりスマートな戦い方とは言えないだろう。 これで今季リーグ戦でのチェルシーの退場者は、早くも3人目だ。ここまで15試合を戦い、イエローカードの枚数は47枚、レッドカードは3枚と、かなりカードトラブルが目立つ。合わせて50枚のカードは現時点でプレミア最多の枚数だ。 英『The Sun』は、欧州5大リーグ全体で見てもチェルシーよりカードを多くもらっているのはカディス(54枚)とヘタフェ(66枚)の2クラブのみと取り上げている。 カードをもらうシチュエーションは様々で、時には戦略的ファウルで相手を止めなければならないこともある。だが、15試合で合計50枚はさすがに多すぎるか。今季より遅延行為や審判への抗議行動などが厳しくチェックされており、それもカードが増えている理由ではある。チェルシーの場合は昨季リーグ戦38試合で合計80枚のカードをもらっていたため、今季はやはりカードをもらうペースが早い。しかも昨季はレッドカードの枚数が3枚だったため、これにはもうすでに並んでしまったことになる。 6日にはマンチェスター・ユナイテッドに敗れており、リーグ戦の黒星も6つ目だ。2023年だけで17敗も喫しており、これは2021年と2022年の黒星を合計した数より多い。 リーグ順位も現時点で10位と振るわず、マウリシオ・ポチェッティーノ体制の船出は厳しいものとなっている。カードトラブルの多さは守備のバランスが悪いと考えることもでき、再びのトップ4入りへ課題は山積みだ。
構成/ザ・ワールド編集部