ゼインアーツ「ギギ2」が人気!ハイクオリティ&コスパ最高モデルの魅力を解説
人気アウトドアブランド「ゼインアーツ」が手がける大型シェルター「ギギ2」の魅力を紹介。『BE-PAL』アウトドアアワードも受賞した「ギギ2」は、クオリティーの高さとコストパフォーマンスの良さが特徴的だ。アウトドアの現役スペシャリストによる解説のほか、ゼインアーツの誠実なモノ作りにも注目。 【写真13枚】BE-PALアウトドアアワード大賞の「ファミリーテント」部門の大賞を受賞!シェルターにもテントにもなる変幻自在のアレンジ力が人気の「ギギ2」を写真で見る
人気上昇中ブランド!「ゼインアーツ」の魅力
◆建築物のような美しさが魅力 長年業界でプロダクトデザイナーとして活躍していた小杉敬氏が創設。初リリースしたシェルターとテント4モデルは、従来にはない独創的なデザインで、どれも大好評。外見だけでなく、内部空間を広くする工夫が秀逸。小杉氏が座右の銘としている座(ZA)して半畳、寝(NE)て一畳の教えに、初心を忘れず真摯にモノ作りをするという意味を込めて「ZANE ARTS」とした。 ◆デザインはすべて頭の中で完成させる 穂高岳、乗鞍岳、上高地などなど、日本が誇る名峰、景勝地のある北アルプスを西に望む、長野県松本市。社屋のすぐ西側には上高地から流れ出す梓川がせせらいでいる。 ゼインアーツのオフィスは、そんな自然豊かなフィールドのすぐ近くにあった。テントデザイナーで社長でもある小杉敬さんは、「フィールドに直結した環境でモノ作りがしたかったんです」という。 社屋は1階が倉庫、2階がオフィス。印象的なのは、そのどちらもが、キレイに整理整頓されていることだ。そんな、几帳面な小杉さんだけに、テントをデザインする際も超緻密な設計をするのだろうと思いきや、 「設計図なんてありませんよ。デザインはすべてボクの頭の中にあります。外観のデザインから、細かなサイズ感まで、まずは頭の中でしつっこく考えます。それから、木や細引きを使って原寸大のアウトラインを作って、最終的な確認作業をするんです」 なんと、図面ならぬデザインはすべて小杉さんの頭の中に隠されていたのだ。 ◆重要なのは、快適に過ごせる空間設計 「原寸大を作らないデザイナーがほとんどだと思いますが、ボクは必ず作りますね。テントでもっとも重要なのは、外側より中じゃないですか。生活する空間設計、つまり4人用であれば、4人が快適に過ごせる空間でなきゃいけない。その確認は、原寸大のアウトラインを作らないとできないんですよ」 空間のチェックが終わってはじめて、図面と模型(これは前後することがある)を作るのだが、ここでまたサプライズ。なんと、図面はPC上で作るのではなく、すべて小杉さん自身がフリーハンドで描くというのだ。超高性能な脳内設計ソフトを駆使したデザインが完成すると、手に持ったペン先から、美しくも緻密なデザイン画がプリントアウトされるというわけ。 2019年からプロダクトのリリースをはじめたばかりのゼインアーツが、瞬く間にユーザーのハートを射止めた理由のひとつが、“超お値打ち”な価格設定である。これについて小杉さんは、 「独立したのは、お世話になったこの業界への恩返しだと思っています。正直なところ前職では、デザインの数をこなすので精一杯で、いまのようにじっくりと考え抜いたモノ作りができなかったんです。だから、これまでテントは欲しいけど高くて買えない…と、躊躇していた方々にも、手の届く価格帯の製品を提供していきたい。そんな思いではじめたブランドなので」 という。誠実なモノ作りに真摯に向き合う小杉さんが率いるゼインアーツ。これからも、超お値打ち&ハイクオリティーなプロダクトが期待できそうだ。