中島がマッスルボディで計量をパスした

　12月30日（月）横浜武道館で開催される格闘技イベント『K.O CLIMAX 2024』の前日計量が29日、都内にて行われた。 　メインイベントの［KNOCK OUT-BLACKウェルター級（67.5kg）王座決定トーナメント決勝戦］で対戦する元プロボクシング日本王者・中島玲（26=フリー）が67.45kg、今回で引退を公言している渡部太基（37=TEAM TEPPEN）は67.2kgで計量パス。豪腕と逆三角形のバキバキボディでパスした中島は「KOで会場をブチ上げる」、渡部は「3R以内に必ず仕留めます」と語った。 【フォト】中島のマッスルボディ！全計量結果も 　中島は元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者。今年3月、K-1『-70㎏世界最強決定トーナメント』に参戦するも、ヴィクトル・アキモフにKO負け。しかし6月のKNOCK OUTでは同REDスーパーライト級王者・バズーカ巧樹にKO勝利。トーナメント準決勝では漁鬼とダウン応酬の末判定勝利した。キック戦績は2勝（1KO）1敗。 　対する渡部はベテランの激闘派で、11年にWPMF日本ウェルター級王座、16年にKrush同級王座を獲得。今回の王座を獲得して現役引退することを公言している。準決勝ではこちらもダウン応酬の大激闘の末、西川康平を下した。戦績は26勝（15KO）31敗2分。 　計量後の会見で中島は「明日はKOで会場を1番ドカンとブチ上げて、KNOCK OUTのチャンピオンとして、僕がKNOCK OUTの顔になります」とKO宣言。渡部は「まずこのような花道を用意してくださってありがとうございます。明日はラストなので、渡部太基全開で行くんで期待してもらえたらと思います」と気合を入れた。 　何ラウンドでKOしたいか問われると、中島は「延長にはならない、3R以内に。1R目から倒しに行きます」、渡部は「同じく、3R以内に必ず仕留めます」と両者コメント。 　大会のメインを務めるという点について、中島は「渡部選手の準決勝、2人の激闘があってのメインなので、大会のメインに相応しい試合で締めます」とし、渡部は「試合順通り、1番激しい良い試合がお見せできると思います」と意気込みを語った。 　中島が競技転向1年を待たずして王者となるのか、渡部がラストマッチでベルトを腰に巻くのか。1人到着遅れの選手を除いて他の出場選手も計量をパス、明日のゴングを待つのみとなった。