「小銭がないから貸して」と100円単位でお金を借りようとする友人がいます。返済してくれるか不安なのですが、友人同士でも借用書を作った方がよいでしょうか?
借用書の書き方
必ずお金を返済してほしい場合は、借用書を作成することが重要です。ただし、書き方によっては証拠として認められない場合があるため、確認しておきましょう。一般的に借用書には、以下の項目を記載します。 ・お金の貸し借りが行われた日の日付 ・金額 ・返済方法 ・返済期限 ・借主(お金を借りる人)の名前、住所、印鑑 ・貸主(お金を貸す人)の名前、印鑑 ・利率(利息をつける場合) 金額は、アラビア数字や漢数字だと書き足されてしまう可能性があるため、「大字」で記載することが重要です。大字とは、数字を「壱、弐、参……」を用いて表記する方法です。 例えば、1万円を貸した場合、借用書には「1万円」ではなく「金壱萬円」と記載します。また、万が一返済されなかった場合を想定して、連帯保証人や遅延損害金なども決めておくと安心です。
必ず返してほしい場合は、少額でも借用書を作成した方がよい
友人同士でのお金の貸し借りは、信頼関係を損なうリスクがともないます。貸し借りの事実が分かる証拠がなければ、お金が返ってこない可能性もあるため注意が必要です。 借用書を作成しておくことで、お互いの認識を一致させ、将来的なトラブルを未然に防止できます。貸し借りの金額に関係なく必ず返してほしい場合は、借用書があると安心です。 また、事前にしっかりと話し合うことも重要です。大切な友人との関係を守るためにも、お金のやり取りは慎重に、適切な対応を取りましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部