【本田望結】「誰かのために頑張ること」がモチベーションの秘訣 主演映画『カーリングの神様』ではこれまでのフィギュアの経験がヒントに|JJ
――そんなチームの仲間であるみなさんと過ごす時間も多かったと思います。休憩時間や撮影の現場ではどのような様子でしたか? 本田さん:もうみんな本当に「カーリング選手」でした。出会ったのがカーリングで氷の上でしたし、カーリング選手として出会った仲間の様な感覚で、正直「女優さん」という意識が無かったです。みんな本当に自分たちをカーリング選手だと思って練習を積んでいましたし、撮影の休み時間も「リンク使えるかな?」「今練習に行こう!」といって時間をみつけては練習するくらいでしたので、もはや選手であり仲間という感覚でした。 ――休憩時間もカーリングを? 本田さん:はい(笑)。お昼休憩には長野県での撮影でしたのでお蕎麦を食べたりもして、美味しいご当地の味覚を楽しんだりもしましたが、大概は、例えば1時間休憩があったらご飯を早く食べてすぐに下に降りて練習行こうって感じでした。5人でほんとにずっとカーリングの練習をしていました。とにかくカーリングの練習を大事にしていたので、ずっと氷の上で夢中でトレーニングしていました。試写のときに久しぶりにみんなに会えたんですけど、このシーンがセリフだったのかアドリブだったのかわからないくらい本当にリアルが描かれていたので、みんなもきっと作品を客観的に観れたんじゃないかなと思います。自分が演じているというよりは役として見れた感覚が強かったです。
――フィギュアスケーターとしても女優としてもご活躍の本田さんですが、これまで壁にぶつかったご経験はありますか?また、その際どのように乗り越えてこられましたか? 本田さん:今のところありがたいことに楽しく過ごさせて頂いていて「どん底かも」とか「もうだめかも」って言うような場面を経験したことがまだ無いんですけど。でもいつかその日が来ると思いますし、そのときのために今の自分がいろんな経験をして助けてあげられるようにしたいと思っています。自分のために頑張っているといつか限界が来るので、誰かのために頑張ることでモチベーションを維持することが多いですね。特に家族のパワーはスゴイです! それこそひとりで寂しいなと思ったら家族に会うと自然とパワーが出ます。 ――最後に読者へ向けてメッセージをお願いします! 本田さん:自分のお芝居している映画で涙したのはこの映画が初めてでした。それくらいこの映画にはリアルが描かれていますし、実際この作品の舞台である長野県御代田町(みよたまち)に行ったら本当にこの子たちに会えるんじゃないかなってくらい現実と錯覚する作品になっています。どんな子たちなのか映画館に是非観に会いに行って欲しいと思います!