「コメント力が鈍ったよね」三浦瑠麗 ミセスのMV炎上問題に“持論”も説得力ほぼゼロ
《発した表現が自分の思うように解釈されず、炎上した場合にさっと全撤回する慣わしはやめた方がよいとつくづく思っている》 【投稿あり】投稿の数時間後、改めて言葉を足した三浦瑠麗 6月14日に自らのXで、こう切り出したのは国際政治学者・三浦瑠麗(43)。Mrs. GREEN APPLEが発表した新曲『コロンブス』のMVが、“差別的”だと批判を受けて公開停止されたことに私見を述べた。 フジテレビ番組審議会の委員という立場からか、冒頭に続けてテレビ局の責任を指摘した三浦。騒動をまとめた「NHK NEWS」の記事を添え、MVが炎上したきっかけについてこう持論を綴った。 《一般視聴者はコロンブスという名前だけじゃわからんだろうと思ったのか、「偉人」に扮したと浅く解釈してテロップに出したテレビ局の番組スタッフのせいだったと思う。この演出を見て、コロンブスの負の側面を知らんだろうとか、そこまでクリエイターをバカ推定しないだろう、ちょっと前までだったら。まず知らなかったら猿の着ぐるみ持ってこない》 ■「この歌は今後人類が戦争で地球上の文明をすべて崩壊させる懸念でしょ」 実際にMVは公開された翌13日に、『めざましテレビ』(フジテレビ系)や『ZIP!』(日本テレビ系)、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)など朝の情報番組で特集。その際に「ミセス大森 コロンブスに変身」「偉人になりきり時空の旅」とのテロップが表示され、各局で好意的に紹介されていた。 だが同日14時すぎにMVは公開停止され、レコード会社と所属事務所は「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」と声明を発表。 三浦はこうした経緯から私見を述べたと思われるが、続く文章ではミセス側の対応についてもこう推察した。 《Mrs.側のあの「配慮が足りなかった」というお詫びは、テレビ局などにこういう意図のMVですよと解説を親切に付してPRしなかったのが悪かった、という意味のはずだ》 《物議を醸すだろうことはわかっていたと思う。ただ、もっと時間をかけて論評が行われ、自分たちの意図に辿り着いてくれる解釈が交わされることを望んでいたんだろう。ところが、今の文化界隈はテレビの浅い解釈を見て、これはいかん! 撤回しろ! となってしまった。それぞれが解釈を競う議論というものが行われずキャンセルされるこの風潮》 また楽曲の歌詞についても、《人間が犯す過ちの醜さとか、文明の進化は単線的に続いていくんだという近代西洋由来の世界観への疑いだったりとか、地球人の運命が暗転する可能性の示唆とか、そう解釈できる部分もあるわけで》とコメント。 その上で、《ベタに解釈するならこの歌は今後人類が戦争で地球上の文明をすべて崩壊させる懸念でしょ。そして現代に生きる自分自身も免責されないという感覚。そんな地球上のちっぽけな自分が、何をどうしようもできない中で歌ってるんだという自己認識だったんだとわたしは解釈しましたけどね。それでも広告主的にはやめてくれ、というのはありうるんだろうけど》と、感想を綴っていた。
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