小椋佳「シクラメンのかほり」に70年代の新しい空気感 布施明にとって初のミリオンセラー、歌詞はどこか文学的な香りが
■小椋佳(おぐら・けい) シンガー・ソングライター。1944年1月18日生まれ、80歳。東京都出身。71年に歌手デビュー。長年銀行マンとの二足のわらじだったが、93年に銀行を退職。2023年でコンサート活動から引退した。
■篠木雅博(しのき・まさひろ) 株式会社「パイプライン」顧問、日本ゴスペル音楽協会顧問。1950年生まれ。東芝EMI(現ユニバーサルミュージック)で制作ディレクターとして布施明、五木ひろしらを手がけ、椎名林檎らのデビューを仕掛けた。2010年に徳間ジャパンコミュニケーションズ代表取締役社長に就任し、Perfumeらを輩出。17年に退職し現職。