プライベートクレジットで提携相次ぐ、マラソンとウェブスターも間近
(ブルームバーグ): 米マラソン・アセット・マネジメントとウェブスター・ファイナンシャルは、プライベートクレジットで提携に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。成長する1兆7000億ドル(約274兆円)規模のプライベートクレジット分野で、ダイレクトレンダー(直接金融業者)と従来型の銀行の提携が相次いでいる。
情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った関係者によれば、合意は今週中にも発表される可能性がある。マラソンとウェブスターの担当者に通常業務時間外にコメントを求めたが、これまで返答は得られていない。
マネジングパートナーのブルース・リチャーズ氏とルー・ハノーバー氏が率いるマラソンは今年に入り、ダイレクトレンディングチームのマネジングディレクターとしてブライアン・ドーラン氏を採用した。
今月に入り、スティーフル・フィナンシャルとロード・アベットがプライベートクレジットの合弁を発表していた。バークレイズとAGLクレジット・マネジメントの提携、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループとTCWグループの提携、レイモンド・ジェームズとエルドリッジ・インダストリーズの提携に続いた。
原題:Marathon Asset Management, Webster Near Private Credit Tie-Up(抜粋)
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Gillian Tan, Davide Scigliuzzo