広瀬すず「なつぞら」草刈ロス払拭できる?貫地谷しほりに期待
厳しい先輩演じる貫地谷に大きな期待
舞台が東京のあこがれの仕事場となり、なつのルックスもそれに合わせ垢抜けたが、ストーリー上で当面期待されるのは、やはり最後の場面で一気に興味を持っていった貫地谷だろう。それまで画面全体に漂っていたなつのワクワク感いっぱいの雰囲気を、一瞬でピリッと引き締めた感がある。今作は朝ドラ100作目ということで、「ひまわり」の松嶋菜々子、「娘と私」の北林早苗、「おしん」の小林綾子、「純ちゃんの応援歌」の山口智子ら歴代の朝ドラヒロインが次々と登場する中、今度は「ちりとてちん」の貫地谷というわけだ。 貫地谷演じる麻子は、美大卒業後に入社した実力あるアニメーターで、仲(井浦)を支えつつ現場をまとめているという、いわゆる“キレ者”。放送直後からネット上でも「貫地谷さんが出てきてわくわくしてます」「貫地谷しほり、かっこいい」などと書き込みが続出し、視聴者の期待も大きそうだ。 なつにとってはかなり厳しい先輩の登場だが、これからどんなストーリーが展開されるのか興味深い。演技力に定評のある貫地谷が、広瀬の新たな一面を引き出すか? (文・志和浩司)