【山形】サクランボ高温対策へ フォーラム開催
YTS山形テレビ
高温の影響で今年の収穫量が大きく減少したサクランボ。 今後の安定生産に向けたフォーラムが開かれました。 去年の記録的猛暑の影響で規格外の実が発生するなど、今シーズンの収穫量は平年の65%程度となる8700トンにまで落ち込みました。 フォーラムには生産者やJA、県の担当者などオンラインも含めおよそ450人が出席。 この中で、県の担当者などから、遮光シートや遮光材を的確に使用することや、園地全体に散水し温度を下げることなど、具体的な対策で成功した事例が紹介されました。 【県農林水産部園芸大国推進課 近野広行課長】「(今年は)これまでになかったような高温で大変な思いをしたが、今回のことを教訓に、気候変動などに対応する環境づくりや技術を駆使し、おいしいサクランボを生産して全国の消費者へ届けたい。」 2025年、栽培開始から150周年を迎える「県産サクランボ」。 参加者は高温対策への理解を深め、持続可能な産地づくりに向け意識を高めていました。