希望の党候補が離党可能性との報道、小池代表「それは勘違い」
THE PAGE
希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は19日、党代表としてのぶら下がり会見で、同党の公認候補が離党を示唆したなどと報じられたことについて問われ、「それは勘違いだと思う。それぞれのところでみんな必死で戦っている中から出てきている言葉で、メディアの捉え方もある」と述べた。福岡5区で立候補している楠田大蔵氏は17日、Facebook上で「離党も辞さない覚悟」などと記し、党のあり方に苦言を呈していた。
報道各社による衆院選の情勢調査では、希望の党の苦戦が伝えられているが、同党と立憲民主党など野党分裂が自民党優勢の要因ではとただされると、「有権者の判断だが、むしろ(自民党)このまま勝たせていいのかというまた別のうねりが今、見えてきているのが興味深い」と語った。 民進党合流の際の「排除」発言が苦戦の一因では、との指摘には、「言葉としてきつい言葉だったのかもしれない。傷つけるつもりはまったくない」と釈明する一方、「政党というのは理念、綱領、政策が一致してこそ。『排除』という言葉だけを切り取られても、真意は伝わっていない」と不満を示した。 (取材・文:具志堅浩二)