自民・公明、過半数割れ 石破氏「非常に厳しい審判」 衆院選
(c)AFPBB News
【10月28日 AFP】衆院選は27日、投開票され、連立与党は過半数を割り込んだ。石破茂(Shigeru Ishiba)首相(67)にとって、大きな打撃となる。 石破氏は、10月1日の就任直後に衆院を解散。日本の主要メディアによると、自民党としては、2009年の衆院選以来最悪の結果となり、長年の連立パートナーである公明党と合わせても過半数の233議席に届かなかった。 世界第4位の経済大国である日本の有権者は、物価上昇や政党の裏金問題をめぐり不満を募らせていた。 石破氏は「非常に厳しい審判だと認識している」と語った。また、「自民党はもっときちんと反省をしなさい、もっと国民の意思に沿った政党になりなさいという強い意志が出た」と話した。 自民の小泉進次郎(Shinjiro Koizumi)選対委員長は「過半数を割るということがあった場合には、できる限り多くの方々に協力を得られるように、虚心坦懐(たんかい)に向き合っていく」と述べた。 一方、議席を大幅に増やした立憲民主党の野田佳彦(Yoshihiko Noda)代表は、政治改革を推進するのに最適な政党を有権者は選んだと語り、野党との協議については「各党と誠意ある対話をしていきたい」とした。(c)AFPBB News