【後編」第66回グラミー賞授賞式の事件簿! 新記録を樹立したテイラー・スウィフトなど
しかしここからスピーチは一転、厳しいムードに。ジェイはビヨンセがグラミー賞最多受賞の記録を持っていながら最優秀アルバム賞を獲得していないことに言及。「正しく運営してほしい」とグラミーを主催するレコーディング・アカデミーの判断基準を批判した。 ビヨンセはこれまでグラミーでR&Bやラップなどカテゴリーが限定された賞ばかりを受賞。昨年も最優秀アルバム賞にノミネートされていたが、ハリー・スタイルズに掻っ攫われた。 ビヨンセが主要な賞を受賞できないのは人種差別ではないかとファンやマスコミの間では言われてきたが、ジェイは今回のスピーチでそれをはっきりレコーディング・アカデミーに向かって指摘した。
デュア・リパ、父との2ショットを披露
レッドカーペットでの2ショットもアワードの見どころ。今年注目を集めたのはデュア・リパ。交際を始めたばかりの新恋人、カラム・ターナーと現れるのでは? とファンやマスコミは期待していたものの彼女の隣にいたのは渋めな年上男性だった。 実はこの人、デュアの実父ドゥカグジン・リパ。カラムとの親密ショットが見れなかったのは残念だけれど、これはこれで貴重。
マイリー・サイラス、父だけに感謝せず
最優秀ポップソロパフォーマンス賞に続いて最優秀レコード賞も受賞したマイリー。スピーチでは「これは素晴らしい賞。でも受賞しても何も変わらないことを祈っている。だって昨日の私は美しかったから」と語り、会場のセレブたちの大きな拍手を受けた。 スピーチのラストではチームやレコード会社のスタッフへの愛の言葉も。「今このステージに立ってるみんな、トム、タイラー、マイケル、グレッグ。私たちのチーム。クラッシュ、コロンビア、私のママ、姉妹、愛する人、あと私の外見を素敵に整えてくれたゲイのみんな」とマイリーらしい言葉で感謝。
さらに自分の後ろにいるチームを見回すと「他に誰かいる? あなたの奥さん、あなたのフィアンセ。私たちが愛する人みんなにありがとう!」。ここまできめ細かく感謝しているのに父のビリー・レイ・サイラスの名前を出さなかったことから不仲説が浮上している。ちなみにビリーもグラミー賞を受賞している。今回マイリーが獲得したことでグラミー史上3組目となる父娘受賞が実現した。しかし授賞式には母ティッシュ(左)、姉ブランディ(右)の姿はあったがビリーはいなかった。かつては仲良し親娘だったビリーとマイリー。一体何が起きたのか、続報を待ちたい。