「全容解明へ捜査推進」 兵庫の小4女児刺傷で警察庁長官
兵庫県たつの市で2006年に発生した小学4年女児刺傷事件で、兵庫県警が殺人未遂容疑で勝田州彦容疑者(45)を逮捕したことを受け、警察庁の露木康浩長官は14日の定例記者会見で「適正かつ緻密に多くの証拠を積み重ねた。事案の全容解明に向けて捜査を推進していく」と述べた。 勝田容疑者は07年に同県加古川市で起きた小2女児刺殺事件への関与も示唆しており、県警は女児を狙った連続襲撃事件の可能性も視野に調べている。 露木長官は「いずれも長らく未解決で、地域住民の不安は大変大きかった」との認識を示し、捜査について「粘り強く行い、事件を風化させることなく着実に前に進めてきた」と評価した。