「暇空茜」インタビュー ”陰謀論者”という批判への反論「僕は石川五右衛門みたいなもん」「インターネットの華はレスバと炎上です」
「承認欲求を満たしたいからか」かなんて聞かれたことがない
――なぜそこまでしてColabo問題を追及しなければならないのでしょうか。 その質問はよく聞かれます。先日も有本香さんから同じ質問を受けました。町山智弘さんからも「そんなにやる気があるなら自民党と戦えばいいのに」と言われました。 確かに僕を知らない人から見ると、頭がおかしいとか女嫌いな人に見えるのでしょう。 けど僕は納得が行かないことには、相手がどんなに強くてでっかい組織であろうともとことん戦っちゃう人間なんです。ただそれだけです。それは著書「ネトゲ戦記」を読んでくれたらわかっていただけると思う。 ――承認欲求を満たしたいという気持ちもあるのでは。有名になって自分の行動が注目されることによって、もっと“視聴者”の期待に応えなければならないと過激になったことはないですか。 ありません。そういう質問を受けたこともないです。僕を批判する人は金目当て、女性いじめがほとんどです。承認欲求と言われたことは1パーセントもないくらい。なぜかというと、僕はブロックしまくるタイプで、もう7万人くらいブロックしているからです。 承認欲求を満たしたければ、フォロワーを増やした方がいいじゃないですか。気に入らない意見が飛んできても相手にせずいろんな人にファンサービスをした方が、承認欲求が満たされますよね。僕はそれと全く真逆な行動を取っているので、申し訳ないですが今の質問はちょっとズレていると思います。 ――煽り合いをせずに、もっと穏当にやればいいのではと思ってしまいます。 それはどうでしょう。「火事と喧嘩は江戸の華」って言葉がありますが、僕に言わせれば「レスバと炎上はインターネットの華」です。 みんなから見た僕は石川五右衛門のようなものかもしれないと思っているんですよ。鼠小僧でも赤穂浪士でもいい。大衆が勝手に物語をつけて、悪人だ、いや善人だって勝手に議論すればいい。ただし、僕はそれを社会の役に立つとと信じてやっているということだけは理解してほしいと思っています。 前編【「陰謀論者と言われる理由はわかりますが…」国賠訴訟で東京都に勝訴した「暇空茜」インタビュー「世間の批判にすべて答えます」】を読む。
デイリー新潮編集部
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