日本の真珠産業の拠点・神戸「日本真珠会館」跡地が生まれ変わる!地上13階・地下1階の複合ビルに
2023年3月に閉鎖した「日本真珠会館」(神戸市中央区東町)跡地が事務所やマンションなどを備えた複合ビルに生まれ変わる。 2026年6月に完成予定。 【画像】かつて存在した日本真珠会館(神戸・旧居留地) 日本真珠輸出組合(神戸市中央区)と東京建物(東京)が2月7日に発表した。 日本真珠会館の建物は、すでに解体工事が始まっている。真珠の歴史や魅力を伝えてきた「神戸パールミュージアム」(※休館中)は、新しいビルで再オープンする予定という。 日本真珠会館は1952(昭和27)年、兵庫県などにより、真珠産業の集積地・神戸に検査や取引の拠点として置かれた。 敷地面積約740㎡、鉄筋コンクリート造地上4階、地下1階建の建物で、建築家・光安義光氏が設計し、神戸を象徴するモダニズム建築として評価され、2005年には国の登録有形文化財に指定された。 しかし、建物・設備の老朽化が進み、2014(平成26)年に建替えが決まり、再生事業を行うことになった。 新しいビルは神戸市中央区東町と伊藤町にまたがる一角に建つ。 地上13階、地下1階建てで、延床面積は約5800平方メートル。1~2階部分に「日本真珠会館」や「神戸パールミュージアム」(いずれも日本真珠輸出組合が運営)などが入る。 このほかの部分は分譲マンション(53戸)として活用する。 ※真珠のなりたちや魅力を伝える模型や真珠を展示する日本真珠輸出組合運営のミュージアム。2023年3月31日から休館。展示品は神戸ファッション美術館(神戸・六甲アイランド)3Fのライブラリーで展示中。再オープン時の名称は未定
ラジオ関西