INI、ハーフミリオン達成のショーケースで見せたファンとの信頼関係
3年の歴史を感じたゲームコーナー
2チームに分かれてのゲームコーナーは、まさに”個性の渋滞”。そして元気いっぱいだ。松田迅、池﨑理人を中心に終始ハイテンションながら、それぞれが奔放に、肩肘張らずに過ごしている。この「作られていない明るさ」も、彼らの魅力だろう。チーム分けの結果、チームホワイトは田島将吾、佐野雄大、後藤威尊、松田、池﨑。チームブラックは尾崎匠海、許、髙塚大夢、藤牧、そしてMCを務める西と木村が交代で入ることに。 「鏡文字早書き対決」で才能を見せたのは許と後藤。彼らの健闘に、会場からは悲鳴に近いほどの驚きの声があがった。紙の上に2人1組で乗る「FRAME内にいつまで乗れるか対決」では、最終的に両チーム代表4名でチャレンジすることに。全員が倒れ込むなか、チームの壁を超えて池﨑が髙塚を支える姿勢になっているのを見つけたメンバーたちは、「結局“りひろむ”か!」と笑う。 3人1組でのムカデ競争では、ゴールを前にスイッチが入った藤牧が勢いを増し、それに引きずられるかたちで許と西がなだれ込む。そんなふうに、随所で裏ボス的な存在感を見せていた藤牧だが、フレーム越しに胸キュンなセリフを言うシーンでは、尾崎が好演を見せたドラマからセリフを引用。メンバー愛を見せた。 「ノイズに惑わされるな、真実の音を探せゲーム」は、超スロー再生、逆再生、3曲同時再生されたINIの楽曲を当てていくゲームなのだが、集中するのも、答えがわかってはしゃぐのも、はしゃぎすぎて反省するのも、全員が同時なのだからおもしろい。「ひとつの課題においてこうも個性が出るものか」と思うほどバラバラなようでいて、そこは、3年の月日を数える彼らの歴史。総じて言動や笑いのツボが似ている。 きっとどのようなチーム分けになろうとも、そのつどケミストリーを発揮し、新たな楽しさを生み出すのだろう。大声ではしゃいだかと思えば、ここは楽屋だろうかと思うほど普通の会話をするし、それはMINIに対しても同じだ。ごく自然にMINIに話しかけ、ゲームではMINIにヒントをもらおうとする。こうした友達のような関係性も、3年間で培ってきたたしかなもの。ステージだからとかしこまらず、いつでも等身大のままMINIの前に立ってきたからこそのものだ。