東海地方注目のドラ1候補 愛工大・中村優斗と成長支えた大親友
プロ野球ドラフト会議まであと2週間。切磋琢磨してきた仲間と運命の瞬間を待つドラフト1位候補、その素顔に迫ります。 【動画で見る】東海地方注目のドラ1候補 愛工大・中村優斗と成長支えた大親友 「自分の中でドラフト1位で行きたいという気持ちはぶらさずにやってきた」(愛知工業大学 中村優斗投手) 今年注目のドラフト1位候補ピッチャー愛知工業大学4年・中村優斗投手。 一躍脚光を浴びたのは今年2月。大学生ながら飛び級で侍ジャパンのトップチームに選出。 「去年12月の代表合宿で見た時、初球から154キロを投げて、その後もどんどん球速が上がっていった。プロでもなかなか平均150キロを投げられる人は少ない。十分、大学生でもプロの中に入ってやっていける力がある」(侍ジャパン 井端弘和監督) 侍ジャパン・井端監督が見込んだ通り3月の強化試合では最速157キロをマークするなど欧州代表を圧倒するピッチング。 その後、球速は最速159キロまでアップし、プロ12球団すべてに注目される存在となりました。 「この1年は人生で一番濃い時間を過ごしていると思うので、自分自身の人生においていい経験になると思いながら過ごしている」(中村投手)
性格は"ドМ"
出身の長崎から愛知にやってきて3年半。身長176センチと決して大柄ではないものの、急成長を見せた理由のひとつが、大学生になってから始めたウェートトレーニング。高校時代の145キロから球速は14キロもアップしました。 「ウェートトレーニングはどれだけキツくてもやりますし、身体が疲れていても、やりきれていなかったらまだまだ追い込んだりする」(中村投手) すべてのメニューが終わるとこの通り、放心状態。 「性格はドМですね。ドМですけど、結構負けず嫌い」 Q.じゃあドМの"М"は、負けず嫌いの"М"ですね 「そうですね。ド“負けず嫌い”ですね」 (中村投手)
急成長の裏には…
そんな中村投手の負けず嫌いに、拍車をかける存在が。 同級生で春日井市出身の松本樹紀投手。チーム随一の筋トレマニアです。 「松本が170kgの重りでデッドリフトが5回できたので、自分はそれより重い180kgで5回やった。ちょっとした重量だけど負けたくない」(中村投手) 入学した時から気づけば2人はいつも一緒。 「一番びっくりしたのは、プロテインを飲むシェーカーに生卵を入れて直飲みする」(中村投手) 「映画のロッキーがすごい好きで、ロッキーが朝起きて卵を飲んでいたので自分もやってみようと思って」(松本投手) 「『ヤバいやん』って言ったら『栄養第一、味は二の次』とか言いだして…」(中村投手) ちょっぴり天然の松本投手を中村投手が優しく受けて止めています。